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サステナブルデザインの重要性が高まる中で、照明器具にも「素材の循環」を意識した発想が求められています。特に建築士やデザイナーの間では、単なる省エネ性能だけでなく、素材の選定段階から環境価値を創出する照明デザインが注目を集めています。その一つの答えが、「再生素材を活用した特注照明オーダー」です。
■ 素材の“再生”が生み出す新たな美
再生素材というと、リサイクルガラスや再生アルミ、間伐材、古材などが代表的ですが、これらは単なる環境配慮素材ではありません。それぞれに個性や風合いがあり、素材そのものの履歴を空間デザインに物語として取り込むことができます。たとえば、再生ガラスを使用したシェードは光を柔らかく拡散し、古材を使った木部は温かみと経年の深みを演出します。こうしたマテリアルの魅力を最大限に活かすためには、照明器具の構造や発光特性との調和を設計段階から丁寧に検討する必要があります。
■ 設計段階からのカスタムアプローチ
再生素材を用いた特注照明は、既製品の単なるカスタマイズではなく、建築計画と一体で設計するプロセス型デザインです。デザイナーの意図する光の印象、空間スケール、設置環境に応じて、素材・形状・光学設計を個別に検討します。
・再生ガラスの厚みと透過率を調整し、拡散光の質を最適化
・木部や金属の表面仕上げを選定し、素材感と光の相互作用を設計
・メンテナンス性・リサイクル性を考慮した分解構造を採用
こうした一連の工程を通じて、空間のために生まれる“一点ものの照明”が完成します。
■ 環境価値とデザイン価値の融合
再生素材の利用は、SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」に直結します。同時に、デザインの観点からも、素材の持つ不均一性や質感の豊かさを積極的に取り込むことで、工業製品にはない表情を生み出すことができます。持続可能性と美しさ、その両立を実現することこそ、現代の照明デザインに求められる姿勢です。
■ 未来へ続く“光のものづくり”
再生素材を用いた特注照明は、単に「環境にやさしい照明」を超えた存在です。それは、素材の命をもう一度光として蘇らせるものづくりであり、デザイナーや建築士が空間に込める「未来への意思」を、具現化する手段でもあります。限りある資源と共に生きる時代において、“光をデザインする”ことは、“循環をデザインする”ことでもあります。再生素材を活かした特注照明は、そんな時代の価値観に寄り添う新しい選択肢として、これからの空間づくりに欠かせない存在となっていくでしょう。

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