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建築やインテリアデザインにおける「照明計画」は、もはや単なる演出要素ではなく、環境負荷を軽減し、持続可能な空間価値を創出するための重要な設計要素へと位置づけられています。SDGs(持続可能な開発目標)の理念を踏まえ、光のあり方を再考することは、デザイナーや建築士にとって避けて通れない課題となっています。
■ 照明設計におけるサステナビリティの視点
SDGs目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、および目標12「つくる責任・つかう責任」に関連して、照明器具の企画・製造・運用・廃棄に至る全過程において環境配慮が求められています。具体的なアプローチとしては、
・高効率LEDおよび制御システムによる省エネルギー化
・メンテナンス性を考慮した長寿命設計
・リサイクル性を意識したモジュール構造
・再生資源・地域資源の活用による素材選定
などが挙げられます。これらは単なる技術的対応にとどまらず、建築全体のサステナブルデザインを支える“光環境の質”を担保する設計思想の一部として位置づける必要があります。
■ 素材・構造・光の統合デザイン
持続可能な照明デザインでは、光源の選定だけでなく、素材のトレーサビリティや構造の再利用性も重要な要素です。たとえば、リサイクルガラスや間伐材、真鍮などの経年変化を楽しめる素材を採用することで、「時間とともに価値を深める照明器具」として空間に恒久性を与えることができます。さらに、必要な箇所に最小限の光を届ける照明ゾーニングや、昼光との調和を意識した自然光連動制御など、環境負荷を抑えながら視覚的快適性を高める設計が求められています。
■ “光”を通じて社会価値を設計する
SDGsを意識した照明とは、単に環境にやさしいプロダクトを選ぶことではなく、光を通して社会的・文化的価値を再構築する行為です。建築士やデザイナーが照明を選定する際に意識すべきは、「美しい光」だけではなく、「その光がどれだけ持続可能な未来へとつながるか」という視点です。
環境配慮・素材循環・エネルギー効率・デザインの普遍性——。これらを有機的に統合し、空間と共鳴する照明器具を提案することが、これからの時代に求められる“SDGs対応型照明デザイン”の本質といえるでしょう。
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