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「なぜホテルの照明は暗いのか」・・・その光に込められたおもてなし
あかり創造カンパニーです。いつもブログをご覧くださいましてありがとうございます。旅先のホテルにチェックインして、部屋の照明をつけた瞬間、「あれ?ちょっと暗いな」と感じたことはありませんか?私はたまに思うことがあります。でもそれは決して手抜きではありません。むしろその“暗さ”こそが、ホテルがお客様に贈るひとつのおもてなしなのです。ホテルの照明が基本的に暗めに設定されているのには、いくつかの理由があります。
まずひとつは「リラックス効果」です。強い光は脳を覚醒させ、活動モードに切り替える働きがあります。逆に、やわらかく抑えられた照明は副交感神経を刺激し、心を落ち着け、身体を休めるモードへと導いてくれるのです。旅や出張で疲れた体を癒やすには、家より少し暗めの光がちょうどいいのかもしれません。
次に、ホテルが目指すのは“非日常の演出”という点もあります。普段の暮らしではなかなか味わえないような空間演出──それが、ホテルならではの魅力。照明を落とすことで、空間に陰影が生まれ、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気が漂います。まるで映画のワンシーンに入り込んだような、特別な感覚。それがゲストの記憶に残る体験となるのです。
また、インテリアの美しさを引き立てるためにも、照明の明るさは調整されています。明るすぎる光は空間の粗を目立たせてしまうことも。あえて照度を抑えることで、家具や素材の質感が引き立ち、陰影が美しいグラデーションを生み出します。まるで美術館のように、空間そのものが一つの作品となるよう設計されているのです。もちろん、すべてのホテルが一律に“暗い”わけではありません。ビジネスホテルやリゾートホテルなど、目的によって照明の明るさは変わります。ですが共通しているのは、光の演出にも「意図」があるということ。単なる明るさではなく、「どう感じてもらいたいか」という心遣いが、そこには込められているのです。
次にホテルに泊まるときは、ぜひ一度、部屋の照明にも意識を向けてみてください。そこには、あなたを“日常”からそっと解き放つ、光の魔法があるかもしれません。
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